韓国駐在員報告
2019年10月 社会・時事 駐在員 : 小関 克也
9月29日、ソウルのコンベンションセンター「COEX」で日本留学博覧会(フェア)が開催された。この留学フェアは社団法人韓日協会が1997年から毎年9月、ソウルと釜山で開催しているもので、ソウルでは今年は57の日本の大学・大学院と35の専門学校・日本語学校などが相談ブースを設け、3,080人の相談希望者が来場した。
私は午後2時頃、会場を訪問したが、どの大学のブースにも相談をする学生が訪れており、特に学費の安い国公立大学や、韓国でも知名度が高いと言われている立命館、同志社大学のブースにはかなりの行列が出来ていた。また大学・専門学校だけでなく、実際に留学する際には最初に考えなければならない住居に関連し、日本の不動産会社もブースを設置して学生からの相談に応じていた。
現在の日韓関係から日本への留学に躊躇する若者が多いのかと思っていたが、会場を見る限り、留学熱に変化はないようである。ただ、やはり不安はあるようで、留学の先輩である留学経験者との相談ブースにも長蛇の列が出来ていた。
今後の日韓関係を築いていく若者たちにエールを送りたい。
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