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北米駐在員報告
2000年4月 政治 駐在員 : 若梅 真樹
スーパーチューズデー後
米大統領選挙での民主、共和党候補者絞込みの山場であった3月7日のスーパーチューズデーでは、本命視されていた民主党のゴア副大統領、共和党のブッシュ・テキサス州知事が予備選での指名を確実にし、事実上の一騎打ちに突入した。予備選前半戦では、民主党はゴア氏が圧倒的な強さを示した一方、共和党はマケイン上院議員の善戦によるデッドヒートにより連日紙上をにぎわしていた。
スパーチューズデー直後にワシントン・ポスト紙とABCテレビが共同で実施した大統領選の予備調査では、ゴア副大統領の支持率が48%となり、45%のブッシュ氏を初めてリードした。今までの両氏が戦うことを想定した世論調査の結果では、常にブッシュ氏がリードしていたが、ここへきて一層激戦の様相を呈してきた。今後は、マケイン氏の獲得した無党派・中間層の取込みが焦点ともいわれている。
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