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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2005年4月 その他
駐在員 : 橋本 勝弘


     インバウンド(シンガポール国内への人の流れ)の戦略として、シンガポール観光局(STB)は、国際的なコンベンョンの誘致に力を入れている。
     STBは、昨年実施して大きな成果をあげた会議・展示会誘致キャンペーンを1年間延長し、「メイク・イット・シンガポール・プラス」とし、国際会議、民間企業会議、展示会、インセンティブツアー誘致を引き続き推進すると、発表した。
     昨年のキャンペーンによって、これまでに約40の主要イベント(一部は昨年中に実施)の誘致に成功している。昨年の実績で見て、ビジネス目的の入国者は約200万人と、全訪問者830万人の26%を占めている。
     今年のキャンペーンでは、イベント主催者は今年中に開催計画をSTBに提出し、2007年末までに開催しなければならないが、イベント主催者には、開催場所賃貸料や、シンガポール航空(SIA)の旅客運賃が特別料金で提供される。STBでは新キャンペーンで延べ10万人・日の入国者宿泊数と1億S$(約65億4千万円)の観光収入を見込んでいる。
    これまでに予定されている主な国際コンベンションは、今年の7月2日〜7日まで開催される国際オリンピック(IOC)総会、来年にサンテック・シティ(*注1)のシンガポール国際会議展示センターで開催される世界銀行と国際通貨基金(IMF)の年次総会などで、IMF総会には世界中から政財界関係者1万5,000人が集まると予想されており、大きな経済効果をもたらすことが期待されている。
     一方、アウトバンド(シンガポール国外への人の流れ)については、先日、サンテック・シティで3日間にわたり開催されたシンガポール旅行代理店協会(NATAS)主催の旅行フェアから傾向を知ることが出来る。人出は5万5,000人以上に達し、1999年(5万7,000人)以来の高水準で、140社、570ブースと過去最多となった。期間中の成約額も2,500万Sドル(約16億2,500万円)と、過去3年間の平均を40%も上回った。
     大手の地元旅行代理店は、SIAが、2人以上で航空機を利用することを条件に、台湾・台北の往復チケット、通常600S$(約3万9千円)を288S$(約1万9千円)で提供するなど、航空料金引き下げが需要を後押ししたと分析している。また、主要市場の日本、中国、韓国は引き続き人気が高かったとの事である。
     国際観光振興機構(JNTO)が日本行きの商品を購入した全員に行ったアンケートでは、やはり富士山の知名度が一番高く、目的地では北海道が人気となっている。
     このNATASフェアは、シンガポール旅行代理店協会が年2回(3月と9月)実施しているもので、今回のフェアは創立以来26年間で最大規模のものとなった。
    当事務所としても、次回9月の開催に向け、旅行代理店と連携して静岡の魅力をシンガポーリアンにアピールしたいと考えている。

     *注1 サンテック・シティ・・・コンベンション施設や、ショッピングセンターなどを含む大規模な複合施設本文を入力します。


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