韓国駐在員報告
2018年1月 経済 駐在員 : 野原靖
韓国・仁川空港公社は、建設を進めてきた仁川国際空港の第2旅客ターミナル開業を、1月18日にすることを発表した。2月9日に開会する平昌冬季オリンピック開幕に合わせて、開業日を決定したようである。
空港のキャパシティ拡張のため2013年から仁川国際空港は第2ターミナルの建設に着手しており、2017年9月の完成後は、運営に関する準備が進められている。
第2旅客ターミナル開業後は、スカイチーム加盟の航空会社である大韓航空、デルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空の4社が第1ターミナルから移転する。
第2旅客ターミナルにおいて、保安検査やCIQ(税関・入出国審査・検疫)などの手続きを行えるようになる上、自動搭乗券発行などの無人自動化サービスやボディスキャナ、案内ロボットなどが導入され、さらに滑走路と空港を眺望できる展望設備を備えたものとなる。
今回の第2旅客ターミナル開業により、年間7,200万人の旅客取り扱いが可能となるが、LCCの成長などを見据え、今後は年間1億人の旅客取り扱いに対応できる準備を更に進めていく方針のようである。
奇しくも2017年10月、 静岡空港のソウル線利用促進に向けて静岡県と仁川国際空港公社間で業務支援の覚書が調印されたことから、当事務所では2018年2月の1カ月間、同空港ラウンジで静岡県プロモーションを実施し、静岡−ソウル(仁川)便の更なる利用促進を進めていく。
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