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北米駐在員報告1999年7月 行政 ・宝くじ永住権の当選者発表
昨年10月に実施された宝くじ永住権の抽選には800万通の応募があり、手続き過程での不合格者を想定し、11万人に当選通知が発送された。永住権の交付は、先着順で行い、永住権発行数が5万人に達した時点でプログラムは終了するため、当選通知を受けた人は迅速な手続きが必要となる。国別で当選者が多かった順に、バングラデシュ9,175人、ナイジェリア8,550人、ウクライナ8,035人となっており、ちなみに日本は367人が当選した。 このプログラムは、高校卒業以上の学歴もしくは過去5年以内に2年以上の職業訓練を必要とする職歴があれば、指定188か国・地域からの応募を受け付け、弁護士事務所を使わずに当選者個人が申請手続きを行える上、比較的短期間で永住権が取得できることから在米邦人にとっても人気の措置となっている。 不法移民に対して厳しく取り締まるのは当然であるにしても、通常なら何年もかかる永住権取得に対し、なんとも粋な計らいがあるものである。 |
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