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韓国駐在員報告2015年7月 経済 韓国で10億ウォン(約1億1000億円)以上の金融資産を持つ富豪が18万人余りおり、うち3万人がソウル市の江南3区(江南、瑞草、松坡区)に住んでいることが分かった。大手金融持ち株会社、KB金融持株の金融研究所が発行した「2015韓国富豪報告書」によると、韓国で金融資産10億ウォン以上を持つ富豪は前年比8.7%増の18万2千人だった。居住地域はソウルが45.2%を占め、京畿道(19.8%)、釜山市(7.1%)が続いた。ソウルに住む富豪のうち、江南3区に住む人は3万人余(37%)に達した。富豪が保有する資産は406兆ウォン(約45兆2千億円)、一人当たり平均22億3千万ウォン(約2億4,800万円)で、韓国の家計金融資産全体の14.3%を占めた。富豪はこれからの収益率が高い投資先として、国内不動産(24.3%)、海外ファンド(12.5%)、国内株式(11.3%)を挙げた。昨年の調査に比べ、国内不動産という回答が3.7ポイント減少したのに対し、海外ファンド、国内株式を挙げる回答がそれぞれ6.0ポイント、2.5ポイント増えた。米国、中国、日本など世界の主要株式市場の上昇に伴う海外投資への期待値が高まったためとみられる。また、富豪らが賃貸している投資用住宅の月額賃料制への転換率が過去1年間で大幅に高まったことが分かった。賃貸形態別で月額賃料制が41.7%で前年を8ポイント上回ったのに対し、保証金制は11.7%で、前年を6.2ポイント下回った。保証金制を取っている人のうち、「月額賃料に転換する意向がある」との回答は76.8%に達した。 |
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