東南アジア駐在員報告
2017年12月 経済 駐在員 : 芦澤裕之
フィリピンからの訪日者数は、日本政府観光局(JNTO)の推計値によれば、2017年1月から10月までの10か月間で33万5千人と、前年比21.1%増と急速な伸びを見せており、マレーシアを抜いて、タイ(77万7千人)に次ぐ東南アジア2番目の市場となっている。
本県ではこれまで、フィリピンでの観光PRを行ってこなかったため、県内観光地の認知度は低く、富士山、御殿場アウトレットのみが知られている状況である。また、フィリピンは旅行市場が未成熟で、訪日にはビザの取得が必要であるため、旅行者は旅行会社で団体ツアーを購入したり、旅行会社に行程を作ってもらうことが多く、旅行における旅行会社の存在感が大きい。
当事務所は、こうしたフィリピンからの旅行客を静岡に取り込むため、10月上旬、現地旅行会社向けの商品説明会と、JNTO主催の観光商談会に参加した。前述のとおり静岡の観光地の認知度は低く、厳しい状況にはあるが、当事務所が出展を予定している2018年2月の旅行博TTEでは静岡行の旅行商品が販売されるよう、引き続き働きかけを行う。
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