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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > ヨーロッパ駐在員報告

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ヨーロッパ駐在員報告

2003年3月 政治
駐在員 : 山口 幸博


英国のブレア首相の支持率が低下

    米国によるイラク攻撃を支持し、この問題では強硬姿勢を示しているブレア首相に対して、国内では支持率が低下していることが最近の世論調査等で判明した。
    2月15日にロンドンで行われた攻撃反対デモは、参加者が100万人を超えたと言われ、その直後に掲載された全国紙「GUARDIAN」の世論調査によれば、「支持する」から「支持しない」を差し引いた割合はマイナス20に落ち込んだ。また、調査会社MORIが2月下旬に行った同様の調査ではマイナス30まで下がり、同社の1月下旬調査のマイナス25からさらに下がったことになる。
    この支持率低下は、英国の欧州単一通貨ユーロ導入にも影響を与える形勢になってきたと言われている。英国政府は、6月初めにユーロ導入が適当かどうかの審査結果を発表し、秋に導入是非の国民投票を行う予定だったが、求心力の弱まっている現政権ではユーロ導入を呼びかけられる状況にないからである。
    英国は、ユーロ導入に向け、欧州との金利差の縮小を目指して利下げを続けてきたが、逆に住宅バブルを背景とした家計の過剰債務と加熱消費が問題になっている。また、産業界ではユーロ導入時を見込んでのポンド安、輸出拡大を望んでおり、金融緩和と重なったインフレの懸念も払拭できず、イラクと経済問題がブレア政権にとっての大きな問題になってきている。


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