東南アジア駐在員報告
2017年12月 経済 駐在員 : 芦澤裕之
シンガポールで10月25日、わさび加工品に特化したレストラン向けセミナーと一般消費者向け料理教室を開催した。
一般向け料理教室は、50ドル(約4,000円)の有料イベントであるにもかかわらず、定員一杯の29人に参加していただけた。その中で、わさびをシンガポールの家庭料理やホームパーティのアクセントとして楽しめるようなレシピを提案したところ、参加者は皆、熱心に写真やメモをとり、講師に積極的に質問するなど、非常に活気のある料理教室となった。また、現場で販売したわさび加工品は、用意したものがほぼ完売となった。
レストランシェフ、オーナー向けセミナーでは、2017ミシュラン・ビブグルマン(※)獲得の山下シェフのレシピにより、肉料理やスープ、スイーツなど和食や魚料理に留まらないわさびの活用法を提案した。参加者からは、「自分のレストランで使いたい」など、前向きな感想を多くいただけた。
東南アジアでは近年、特にわさびの風味が受け入れられてきていると肌で感じていることから、今回のイベントのように、わさびを東南アジアの食文化に溶け込ませるための取組を今後も続けていく。
※ビブグルマン…ミシュランガイドにおいて、コストパフォーマンスのよいお薦め店として掲載
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