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韓国駐在員報告

2016年7月 社会・時事
駐在員 : 松村昭宏


ソウル市が6月に実施した選抜外国人30人を対象としたインタビューによれば、個人旅行で韓国を訪れる外国人が増えたことに伴い、ソウルを訪れる外国人観光客の観光スタイルが、名所を回る「遊覧型」からゲストハウスで出前を取って滞在を楽しむような「体験型」に変化していることが明らかになった。以前はガイドブックに紹介されている名所を回るだけにとどまっていたが、近頃は景福宮などの古宮で韓服(韓国伝統衣装)を試着することなども流行となっている。

一方、ソウルの最大の魅力としては「多様性」と「利便性」が挙げられている。観光でソウルのライバル都市に挙げられる東京やシンガポール、香港、台湾などを訪問したことがある外国人観光客は、ソウルには独特の「多様性」があると口をそろえた。仁寺洞や鍾路、明洞など昔と今が共存する空間が多いことで、観光とショッピングなどさまざまなスタイルの旅行が楽しめる点がソウルの魅力になっているようである。バスや地下鉄が利用しやすいことや、インターネット環境(Wi-Fi)が整っていること、治安が良いことも好評だ。

ソウルのイメージについてはアジアからの観光客が「ハイテク」、「最先端」、「クリエイティブ」と表現したのに対し、北欧からの観光客は「伝統的」、「古風」という言葉を使った。また、ソウル市民の印象については、多くの外国人が「余裕がなく無表情で早歩きをする忙しい都会の人が目立つが、その反面とても親切で温かい」と答えた。

ソウルに求める改善点については、他の国や宗教、文化に対する観光インフラの拡充を挙げる人が多かった。具体的にはイスラム教徒のための祈祷室やベジタリアン向けのメニュー、ウォシュレット付きのトイレの設置を求める意見が出た。ソウル市の観光関係者は「ソウル観光の魅力を積極的に発展させ、不満要因は改善するよう努力していく」と話した。


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