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韓国駐在員報告

2014年5月 社会・時事
駐在員 : 野原靖


韓国では最近、タンパッパン(あんパン)、インジョルミ(餅)、イェンナルトンタク(昔風の鶏の丸揚げ)などの間食が、中年層には懐かしの味、若者にはむしろ新鮮な味として人気を呼んでいる。
釜山市中区の「ソルビン」直営店は、いつも、40〜50代の中年層から10〜20代の若年層まで、幅広い年齢層の客であふれている。インジョルミトースト(トースト2枚で餅をサンドして、きな粉をトッピングしたもの)や、インジョルミピンス(餅やきな粉をトッピングしたかき氷)などのデザートが人気だ。「韓国式デザートカフェ」を標榜し、釜山市の光復路(クァンボンノ)本店から出発した「ソルビン」は、わずか1年で全国に100店舗を開店するほどの大人気のお店となり、「韓国式デザート」メニューを打ち出す類似店も多数登場している。
また、高齢者のおやつだと認識されていたあんパンの人気も急上昇している。全羅北道群山市の「イソンダン」など各地域の有名パン屋に全国から宅配注文が殺到しているほか、あんパンをメインメニューとする新しいタイプのパン屋も続々とできている。
釜山鎮(プサンジン)区に2014年3月オープンした「ソプンイヤギ タンパッパン」は、天然発酵の液種と有機農小麦で作ったあんパンを販売。付近の会社員などに大人気だ。メニューはあんパンやコロッケなど6種類、テイクアウトのみである。
市場で販売される昔ながらの「トンタク(丸鶏の唐揚げ)」も人気だ。食べやすいように鶏肉を切り分けてから揚げ、タレをからめたりする最近の大手メーカーのフライドチキンとは違い、鶏1羽まるごとを素揚げし、食べる時に各自がちぎって塩などをつけて食べる昔ながらの鶏の丸揚げである。
私が韓国に住んで驚いたことのひとつに、日韓の外食産業の在り方の違いがある。日本の外食産業は、和洋中など様々な業態が激しい競争を繰り返し、特に大手外食チェーン店は圧倒的に大規模である。一方、韓国では、昔ながらの食堂の比率が依然高く、首都ソウルの中心街でも、食堂が非常に繁盛している。いわゆる「食の欧米化」という意味では、韓国は、日本ほどその言葉が当てはまらないようであり、昔ながらの食を楽しむ人が多いと言えそうである。


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