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中国駐在員報告2005年5月 社会・時事 反日抗議行動2(上海古北地区) 新システムを活用して、今回の反日抗議行動について当事務所と中国各地の県人との情報交換をする中で、上海に住む県人から4月18日に送られた「写真付きの報告」をご紹介する。 デモ隊が古北新区に現れる 今回のデモは北京の時と違い、事前に市政府及び市公安当局よりデモの違法性及び取り締まりについての通知がなされたにもかかわらずデモが行われ、そのうえデモのコース上ではない地区(日本人学校が有り、日本人が多く住む「古北地区」)ヘ移動し、多くの日本料理店や日本製品を販売する店が襲撃された。 上海在住の日本人にとってはこの2つのことが不安を増大させた。 また、反日抗議活動以後、在中の日本人が常に身の回りに注意をはらっていることがわかる情報が21日に再度送られてきた。 (原文のまま) 「反日抗議活動について直接の被害はありませんが、下記の事について注意をしています。 1.日本語の新聞や日本語の雑誌は住んでいる所のゴミ置き場に置かない、 会社に持ってきて処分をしている。 (ローカル人が住んでいるアパートに住んでいる日本人) 2.帰宅時、乗り合いの車から降りる時に車から降りたら、頭を下げたり、挨拶をしないようにしている。(日本人らしい行動をしない) 3.背広姿は極力しない、背広は会社に置いておく。 (出来るだけ日本人に見られないようにする) 4.人ごみの中は出来るだけ日本語を使わない。」 当事務所と同じビルにあるジェトロ上海でも、職員のネクタイ着用をしばらくの間自粛するようにした。 |
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