韓国駐在員報告
2016年7月 社会・時事 駐在員 : 野原靖
韓国でインターネット通販(以下、ネット通販)が始まったのは、20年前の1996年6月。それから、取引が急速に増え、小売販売額の全体に占めるネット通販での取引額の割合は、2010年の7.1%から昨年2015年には11.6%に上昇した。
韓国統計庁が今年6月16日に発表した統計によると、昨年のインターネット通販取引額は53兆8,883億ウォン(約4兆8,000億円)で、14年前の2001年と比べて、16.1倍に達した。
そのうち、スマートフォン(以下、スマホ)を使ったネット通販の取引額は24兆4,645億ウォンで、2年前の2013年の3.7倍に増加した。ネット通販が占める割合については昨年が45.4%で、2013年(17.0%)に比べ28.4ポイント増加した。
昨年、ネット通販での取引額が最も多かったのは、旅行・予約サービスで10兆ウォンに達した。続いて、衣類・ファッション関連商品(8兆5,000億ウォン)、生活・自動車用品(6兆7,0000億ウォン)、家電と電子・通信機器(5兆9,000億ウォン)、食料・飲料(4兆9,000億ウォン)と続く。
そのうち、スマホでのネット通販取引額が最も多かったのは、衣類・ファッション関連商品(4兆6,000億ウォン)で、次いで旅行・予約サービス(3兆9,000億ウォン)、生活・自動車用品(3兆3,000億ウォン)の順だった。
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