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東南アジア駐在員報告2009年3月 社会・時事 シンガポール・・・シンガポール動物園と旭山動物園が交流協定を締結 2009年3月1日に、旭川市の旭山動物園とシンガポール動物園、ナイトサファリ、ジュロン・バード・パークを運営するワイルドライフ・リザーブズ・シンガポール社が交流協定に関する覚書を交換した。 旭山動物園といえば、動物それぞれの生態に合わせた個性的な展示方法をとったり、飼育員による動物の生態の楽しい説明などによって、動物本来の魅力を観客にアピールすることに成功し、多くの観客が感動する動物園として知られており、長い間経営不振に苦しみ閉園に追い込まれるぎりぎりの状態から今や日本各地や海外からも動物園関係者が見学に訪れるようになった人気の動物園である。 一方、シンガポール動物園、ナイトサファリ、ジュロン・バード・パークも動物本来の魅力を観客にアピールするように工夫された展示方法や、飼育員による動物ショーが何度も開園されるなど、観客に満足感を与える工夫がされており、シンガポールを代表する観光施設となっている。 さて、今回の交流協定の内容は以下の4点である。 @ 北東・東南アジア地域に生息する野生動物の保全・保護。絶滅危惧種の保護。 A 教育や展示方法などのノウハウの交流 B 動物の絶滅を防ぐための両園間での動物の交換 C 文化交流 人気のある両園の交流協定ということで、ますます魅力ある動物園となることが期待できるが、同時に両園が、動物の保護、絶滅危惧種の保護にも力を入れていることが伺える協定内容だ。 |
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