台湾駐在員報告
2018年6月 社会・時事 駐在員 : 宮崎 悌三
台湾にも梅雨入りはあるのだが、今年は降水量が少なく、すでに夏の訪れを感じさせる日差しが続く毎日である。
特に南部や離島では降水量の減少が顕著に表れており、稲作、果実栽培など、農業への影響が出ている。
南部に位置するダムの貯水量も20%前後からそれ以下というところが殆どである。すでに台南市や離島の澎湖県では、給水圧力を下げる方式で、夜11時から翌朝6時までの夜間給水制限に入っている。
温暖な台湾では、稲作も1年に2回作付ける二期作を行っているが、今後の天候次第ではさらに水不足が深刻化し、農業用水の不足に加え、工業用水、民生用水など、台湾全土に節水の励行が一層呼び掛けられることになるだろう。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|