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中国駐在員報告

2020年5月 経済
駐在員 : 浅原 敏治


 新型コロナウイルス感染症による外出制限の解除以来、初の連休となった清明節(4月4日から4月6日まで)。今年は国内旅行のみが許され、旅行者数は4325.4万人、前年比61.4%の減少となった。
 しかし、前月と比較すると、国内の交通機関や宿泊施設、観光地の予約数は清明節によって大きく増加した。中国大手の旅行予約サイトのCtripによると、交通機関の予約数は前月比50%以上の増、宿泊施設は60%の増、観光地にいたっては144%も増加したとのことである。 
旅行者は、防疫体制がしっかりと行われている観光地や宿泊施設を選ぶ傾向にあった。多くの観光地では、入場券がオンラインで実名制での事前購入制、入場者はマスクを着用し、 入口で係員による体温測定を受け、健康コードを提示し、非接触で入場するなどの感染防止策が取られた。
また、中国旅游研究員は、今年の清明節は「近距離マイカー旅行」が人気だったことを明らかにした。マイカーでの旅行先としては営業を再開したばかりの動植物園や庭園、景勝地が人気となり、その中でも特に旅行者自身が住む自治体の観光スポットに注目が集まった。
 日本では緊急事態宣言が出され、外出もままならない状況である。しかし、今回の清明節で防疫体制を整え、多くの旅行客を迎え入れた中国の観光地の取組を参考に、今の段階から対策に取り組むことは日本のインバウンド市場の強化につながるのではないかと思われる。終息後は、日本人特有のおもてなしの心と、しっかりとした感染防止策の両輪を備えた日本の観光地は、さらに魅力あるものとなっていくに違いない。
 ※これらの現地状況は、インターネット閲覧や中国事務所現地職員からの聞き取りによるものである。


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