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韓国駐在員報告2019年5月 経済 又松（ウソン）情報大学日本外食調理学部（大田広域市）と県ソウル事務所の共同企画として、「富士山」をテーマにした同大学の調理・製菓製パンの学生によるメニュー開発大会の開催及び静岡県研修を実施することになった。これを受け、より本県について理解を深めて頂くため、４月29日、ソウル駅よりＫＴＸ（高速鉄道）で南に約1時間の場所にある同大学において学生約120名を対象に、所長・副所長の両名が講師となり、本県を紹介する「静岡県セミナー」を実施した。韓国には1万軒以上の日本食レストランが存在するが大半は日本風フュージョンである。一方、訪日韓国人が700万人を超え本物の日本食を求めるニーズも強くなっていることから、同大では２年前に日本外食調理学部を新設し、経験豊富な日本人の和食調理講師陣による授業がスタートしている。今回のセミナーでは学生達からの質問も非常に具体的かつ活発で、食、航空路線、観光など幅広い分野で学生達に理解してもらえたようだ。６月には、わさびや茶の加工品等の静岡輸入食材を用いて、学生たちが課題テーマである「富士山」を表現し、見た目や味などを競うメニュー開発コンテストが開催される。既に流通が始まっている県産食材も大学購買部で仕入れてもらい使用されることに決まった。６月の発表会当日は、メディア取材も予定されている。今後も様々な方々に静岡の食や観光、路線などについて認知されるよう努めていきたい。
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