台湾駐在員報告
2018年11月 経済
駐在員 ： 内藤 晴仁
台湾には「Eslite」という名前を冠した施設がある。一見すると欧米資本のデパートのようであるが、これは「誠品」というブランドを展開する台湾資本の企業であり、書店やホテル等を複数展開している。
中でも、「誠品書店（Eslite Bookstore）」は、高級感が溢れた内装とお洒落なデザインで統一された人気の施設である。書物のほか、カフェや文具、小物等も販売しており、「読書のあるライフスタイルを広める」との企業コンセプトを体現している。従来の大型書店やデパートと一線を異にしたアプローチは、若者を中心に受け入れられている。書店離れが続く台湾ではあるが、誠品書店は新規出店を続けており、中国や香港など海外への店舗展開も行っている。
この台湾を代表するブランド「誠品」が、このたび2019年秋の日本進出を発表した。展開先は、日本のハイセンスファッションの発信拠点である、東京日本橋のコレドである。日本の台湾旅行の案内本にも掲載されている「誠品」は、台湾好きの日本人に人気のスポットとなっており、期待も高まっている。
「誠品」の日本での展開に、ぜひ注目をして頂きたいと思う。
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