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台湾駐在員報告

2016年8月 社会・時事
駐在員 : 内藤晴仁


先日、日本の対台湾窓口機関である公益財団法人交流協会(以下「交流協会」という。)が行った「2015年度第5回対日世論調査」の調査結果が発表された。これは、台湾人の日本に対する意識や考え方等を把握するため、台湾に住む20歳〜80歳を対象に電話及びインターネットを用いて実施した調査で、2008年度から随時行われているものである(今回の調査の回答者数:約1,000人)。

調査結果の中で注目される点は、次の3つである。

1つ目は、「台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」との問いに対し、1位が日本(56%)で2位が中国(6%)であったこと。

2つ目は、「海外旅行をするとした場合、どこへ行きたいですか」との問いに対し、1位が日本(42%)で、第2位が欧州(23%)であったこと。

3つ目は、「日本と台湾の関係は将来どうなると考えますか」との問いに対し、64%の方が肯定的な回答をし、日台関係の発展には84%の方が「経済・貿易分野の交流」を積極的に進めるべきと回答していることである。

このようにいずれの調査結果も台湾において日本が高い人気・評価を受けていることが伺え、将来に向けた交流の発展を期待させるものである。

東日本大震災から5年が経過した現在も、台湾では日本産食品の輸入規制が行われているが、今回の調査結果では、74%の方が「(震災後の今も)日本の食品を購入している」と回答している。台湾人の4人中3人が日本の食品を購入している計算となり、放射能検査、検疫等により安全性が担保された日本産食品は台湾人に好まれていることが分かる。

日本への旅行についても、2016年上半期の訪日外客数(台湾)は約215万人(出典:日本観光局資料)と、過去最高の訪日外客数(台湾 約367万人)を記録した昨年同期比を上回るペースで増えている。一方「震災から現在まで日本への旅行を控えている」と回答したのはわずか1%で、震災による訪日旅行の取りやめ等は、現在の台湾ではほとんど見られない。
なお、東日本大震災時に台湾から多くの励ましや支援を頂いたこと等もあり、日本人の間でも台湾への関心が高まっている。かつてはハワイが人気であったGWの日本人の海外旅行先も、最新の調査によると、現在は台湾が1位となっている(出典:日本旅行業協会資料)。日本人と台湾人が相互往来を進めていくことで、今後の日台間のつながりが強まり、交流が発展、拡大していくことを期待したい。


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