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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2005年8月 政治
駐在員 : 橋本勝弘


    ・シンガポール 独立40周年 愛国心いっぱいのWe are Singaporean
    シンガポールは8月9日、独立40周年を迎え、ナショナル・デー・パレード(NDP*注1)には、約2万5千人もの国民が参加した。
    式典において、リー首相は「1965年8月9日に独立した時、シンガポールには利用できる天然資源も、自分たちを守る軍隊もなく、自力で生き残るしかなかった。40年が経過し、あらゆる予想を上回る成功を手にした。」と述べると共に、「これからの5年は、これまでの5年よりさらに良くなる」と自信を示した。
    折しも、ナショナル・デーの翌日に発表された4〜6月期のGDP成長率(確定値)は速報値を1.3ポイント上方修正した5.2%と発表され、リー首相の期待を経済面で裏付けた。
    今後の見通しについて、「これまで人材育成、海外への市場開放、投資誘致、新興分野の育成を通じて経済成長の促進を図ってきたが、結果として経済的な豊かさの達成が、最も有効な社会福祉策となっている。シンガポ−ルの強固な社会基盤をもってすれば、自信を持って未来に立ち向かえる」とし、課題として、(1)所得格差の拡大、(2)高齢化、(3)医療費の増大、を挙げた。
    今年のNDPは、国立競技場ではなく、都心部にあるパダン広場をメーン会場にして開催された。同広場は市庁舎(シティーホール)と大型劇場エスプラネードの間にあり、マレーシアから独立した翌年の1966年、初のNDPが開催された。空軍が毎年恒例の飛行デモンストレーションを行ったほか、戦車など235種以上に上る軍・警察の新型車両が市庁舎前をスタートし、オチャード通りまでパレードした。今年はパダン広場のほか、マリーナ・サウス、ジュロン、タンピネス、イシュンの特設会場でも同時に記念イベントが開かれた。
    シンガポールの至る所でナショナル・デーのテーマソング(英語とマンダリン語*注2)が流れ、ハッピー・バースデーの幟やポスターが掲げられ、皆が合唱する「We are Singaporean」と「One Singapore」の言葉には、この国の人々の愛国心が溢れているようだった。映像で紹介された歴史の一場面「Japanese Occupation 1942−45(日本占領)」には、赤いTシャツを着て参加した顔までが思わず赤くなった。いずれにしても、シンガポールが一段と輝いて見える貴重な1日であった。
     *注1 ナショナル・デー・パレードの様子は東南アジア駐在員事務所ホームページのトップページ写真でご覧になれます。
        http://www.shizuokasingapore.com/
     *注2 中国語の標準語のこと


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