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ヨーロッパ駐在員報告
2000年4月 社会・時事 駐在員 : 森貴志
15歳児童に学力テスト
ドイツ全州文部相会議は、全国の15歳の児童7万人を対象とした史上最大規模の学力テストの実施を発表した。この学力テストは、経済協力開発機構(OECD)が主催する国際児童学力比較(世界30ヶ国参加)の一部として実施されるものである。同機構の国際比較調査によると、日本とスカンジナビア諸国が数学と自然科学で上位を占める一方、ドイツ人児童の学力は常に中、下位にランクされており、文部相会議は今回、テストを受ける児童の数を増やすことより正確な評価を得たいという考えである。
実施される試験は読解力、数学、自然科学の3教科であり、その外、 一般的な問題への対応能力、集団適応能力なども検査される。また、併 せて教師の授業能力についてのアンケート調査も実施される。
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