ヨーロッパ駐在員報告
1999年7月 経済 駐在員 : 森 貴志
・ 統一携帯電話システム
ドイツジーメンスによると、日米、欧州の主要携帯電話メーカーと電話会社は先頃、2001年から共通の携帯電話システムを導入することで合意した。
これにより、日米欧州内で同一の携帯電話が使用できるほか、インターネットやマルチメディア機器に接続すれば、世界中で情報の受信が可能になるという。
新規格となるMTS(Universal Mobil Telephone-Service)は、国によって異なる携帯電話システムを一本化し、携帯電話の使用範囲を広げようと欧州と日本が共同開発したもの。周波数は1,900〜2,200メガヘルツで、欧州の従来規格GSM性能を上回る次世代の携帯電話システムとして注目されている。これは広い意味での商業ベースのユニバーサルデザインの一つと見ることができる。
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