ここから本文です。
東南アジア駐在員報告2009年10月 経済 シンガポール・・・F1グランプリ開催 9月25日〜27日、F1シリーズ唯一の夜間レース、「シングテルシンガポールグランプリ」がマリーナ地区を中心にした市街地特設コースで開催された。経済不況の影響をまともに受け、昨年限りでホンダが撤退、BMWも来年以降の撤退を表明。さらに昨年同グランプリでのルノーチームのクラッシュゲート(故意衝突によるレースの中断、順位確定操作)事件が波紋を広げる中での開催となった。 観戦チケットの販売が昨年と比べて低調気味との観測報道が出される一方で、昨年の教訓を生かして宿泊料を大幅に下げたコース周辺のホテルの予約は堅調との報道もあった。また、コース周辺のショッピングセンターや観光施設などは道路閉鎖による負の影響も大きく、大口スポンサーでもある同国政府が期待する経済効果は業界により異なるようだ。 モータースポーツ黎明期ともいえる同国では、様々なメディアが開催1週間ほど前から連日特集で取り上げたこともあり、国民の関心は昨年以上に高まったようだが、根付くには今しばらく時間を要するだろう。 四輪市場が拡大するアジア諸国。F1シリーズはマレーシア、中国、シンガポールに続き、来年の韓国、再来年のインド開催が決定している。 |
お問い合わせ