中国駐在員報告
2017年3月 政治 駐在員 : 土屋岳久
2017年3月1日より、上海市において「上海市公共場所控制喫煙条例」が施行された。改正前の条例では、レストラン等において分煙による喫煙が認められていたが、今回の改正により、レストラン、ホテル、病院、娯楽施設、公共施設等、室内での喫煙が全面禁止になった。
具体的には、ホテルでは喫煙ルームがなくなり全室禁煙となり、レストランからは灰皿がなくなる。また、日本では現在、受動喫煙防止対策を義務づける健康増進法の改正に向けて、小規模店を例外とするかなどについて議論がなされているが、上海市ではバーや居酒屋等の小規模飲食店も全て本条例の対象になるとのことである。
本条例に違反した場合、企業の場合は2千元〜3万元(約3万2千円〜48万円)、個人の場合は50元〜200元(約800円〜3,200円)の罰金が科される。
私は非喫煙者なので本条例の施行は喜ばしく感じるが、飲食店の営業や喫煙者などにどのような影響がでるのか、また本条例がどの程度順守されるのかについては、今後、日常生活の中で注視していく。
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