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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2002年8月 経済
駐在員 : 岩城 徹雄


    ・マレーシアの通産相、シンガポールとの連携を強調
    8月1日にシンガポールを訪れたマレーシアのラフィダ通産相は、講演会でシンガポールのビジネスマンに対し、マレーシアでのビジネス展開を促した。マレーシア工業開発庁、シンガポール製造業連盟などの主催で行われたセミナーで、マレーシアでもインフラ整備が進んでおりシンガポールからの一層の投資を歓迎する、両国は東南アジア地域で最も重要な役割を果たせるようになろうと呼びかけた。両国は政治の面では必ずしも良好な関係とはいえないが、これが経済にどう影響するのかとの会場からの質問に答えたラフィダ通産相は、ビジネスの分野ではそれにとらわれずに積極的に連携を進めるべきだと説いた。両国政府が設立したファンドを活用して、両国の企業が共同して第3国への投資の可能性調査を行うこともできると、具体策も披露した。
    筆者もセミナーに参加し生で話を聞くことができたが、ラフィダ通産相は飾らない気さくな性格の元気のいい女性で、話術も巧みであり聴衆をそらさなかった。約15分の講演では原稿を元に両国の緊密な経済関係を数字を挙げて説明するなど型どおりの話にとどまったが、その後約1時間半続いた来場者との対話では、マレーシアなまりの英語にジョークも交え500人あまりの聴衆を何度も爆笑の渦に巻き込んだ。6月のマハティール首相の突然の辞任表明の場にいた通産相は、翻意のための説得も大変だったが、たまたま履いていた安い靴が壊れてしまってそちらでも難儀をしたなどの裏話をして、聴衆を煙に巻く場面もあった。
    会場からの質問も途絶えず、シンガポールが進めている2国間の自由貿易協定、マレーシア通貨リンギの対米ドル固定相場制、マレーシアの役所の手続きの時間短縮、外国人労働者の問題、外国からの投資の規制など広範囲にわたった。通産相は自分の電話、ファックス番号を聴衆に伝え、マレーシアのビジネスで困ったことがあったら遠慮せず直接伝えてほしいと呼びかけた。


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