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東南アジア駐在員報告
2000年8月 経済 駐在員 : 岩城徹雄
ブルネイ、天然資源依存体質からの脱却を模索
ボルネオ島の北西部に位置する小国ブルネイ・ダルサラム国では、ボルキア国王の54歳の誕生日にあたる7月15日に、大規模な経済改革を実施する方針が発表された。同国は豊富な石油、天然ガス関係からの歳入が多く、所得税がなく医療も無料などユニークな国であるが、頼みの石油資源があと25年で枯渇するのではないかとの予測もあり、経済の多様化を図る模様。
具体的には、所得税の導入、補助金の削減、国営企業の民営化などとともに、同国を東京やシンガポールなどのような国際金融センターとして、ASEAN地域内の金融の中心地となるように発展させる計画である。
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