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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 北米駐在員報告

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北米駐在員報告

2003年2月　政治
駐在員 ： 松下 育蔵

米国人のノーベル賞受賞者41人が、国際社会が支持しない戦争には反対するとの宣言に署名
（米紙から）

    １月28日付けニューヨーク･タイムズは、「米国人のノーベル賞受賞者41人が、国際社会が支持しない戦争には反対するとの宣言に署名した」と報じた。この宣言文は「我々下記の署名人は国際社会による広い支持のないイラクに対する予防的戦争に反対する」の文章で始まっている。主催者はカリフォルニア大学サンタバーバラ校のウォールター・コーン博士で、ノーベル化学賞受賞者の1人である。ノーベル賞受賞者がこのような重要案件に反対したのはこれが初めてではなく、2000年7月には受賞者50人がクリントン大統領に対して、600億ドルのミサイル防衛システム法案を拒否するよう勧告した。その前年の10月には、ノーベル物理学賞受賞者32人が核不拡散条約の承認を米議会上院に勧告している。今回のイラク戦争反対宣言は、民主党上院議員と下院議員によって議会に配布される。
    在米ジャーナリストによれば、「これに反し、日本ではイラク問題に対して厳しい批判もしなければ、強い支持の表明もしない。対岸の火事的あいまいな態度は、世界平和の維持への積極的貢献とは言い難い」とのこと。


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