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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2003年1月 経済
駐在員 : 岩城 徹雄


ASEAN各国、成長率にばらつき

    アジア開発銀行(ADB)は12月12日にASEAN各国の2002年、2003年の経済成長率の見通しを発表したが、タイの好調に比べシンガポールが引き続き低迷と、域内でもばらつきが見られる予想となった。ADBの予想は次の通り。単位%

    インドネシアマレーシアフィリピンシンガポールタイ5か国
    02年通期
    3.5
    4.0
    4.0
    2.4
    4.6
    3.9
    03年通期
    3.7
    5.0
    3.8
    4.0
    4.3
    4.3
一方、各国側から出された経済見通しは次の通り。
    タイでは、国内需要の伸びが好調で、自動車産業の設備投資も見込まれるなど堅調である。03年1月になって発表された同国の政府系シンクタンクの予測では、02年が4.9%、03年が3.5〜4.5%の成長となる。タクシン首相は、政府の景気刺激策によりもっと高い成長率が期待できるはずと、この数値にも不満とのこと。
    シンガポールでは、03年1月に通産省から02年通年の成長率速報値が発表され、2.2%のプラスと発表された。マイナス成長であった01年から一応回復した形ではあるが、建設業では01年第3四半期からのマイナスが依然として続き、不動産市場の低迷もあって回復の期待は薄く、製造業も02年第4四半期は伸び率が鈍ってきていることから、他の国と比較して低い伸び率に止まっている。なお、通産省では、03年の成長率を2〜5%と予測している。
    9月のバリ島爆弾テロ事件の影響が懸念されたインドネシアでは、03年1月に政府から発表された02年の成長率速報値が3.6%のプラスに止まり、02年予算での目標値4%成長を達成できなかった。
    各国とも米国等他国の景気動向に影響を受けやすいことから、今後の経済見通しについては、アメリカの対イラク軍事行動の可能性などマイナス要因も懸念されている。


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