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北米駐在員報告

2002年9月 経済
駐在員 : 松下 育蔵


勝負は人件費で決まる!中小が大手に勝つ理由

    格安航空会社ジェットブルーと業界大手ユナイテッド航空は、ダラス=オークランド路線で直接競合しているが、損失が続くユナイテッドとは対照的にジェットブルーは好調な利益を出している。中小ジェットブルーと大企業ユナイテッドの違いは何なのか?
    ウォール・ストリート・ジャーナルによると、両社は現在、ダラス=オークランド路線に同型の航空機とほぼ同じ人数の乗務員を配置している。料金も、ユナイテッドが片道209ドル、ジェットブルーが207.50ドルとほぼ同じだ。
    しかし、片道分の運航経費は、ユナイテッドが2万3,691ドルであるのに対し、ジェットブルーは1万4,546ドルである。
    ジェットブルーの便は、ユナイテッドより座席数が24席多く、航空券の半分以上をオンライン販売している。地上滞在時間や機内食の削減でもコスト削減に努めているが、両社の一番大きな違いは人件費とハブ空港の維持管理費といえる。
    ハブ空港制度は、これまで大手の売り上げ促進戦略と見なされていたが、現在では人件費、不動産経費、飛行便の効率低下で維持費がかさんでおり、需要低迷時に意味のある戦略なのかが疑問視されている。
    例えば、ユナイテッドは東部のハブであるダレス空港(ワシントンD.C.近郊)で、39の搭乗口をリースし、3か所のレッド・カーペット・クラブ(会員制のサービスラウンジ)を持ち、2,200人の地上業務員を抱えている。そのうち約600人の顧客サービス担当の40%は社内でも最も高給の時給24.59ドルである。
    それに対し、ジェットブルーは、わずか2つの搭乗口に、時給10ドルの顧客サービスを含む59人を抱えるだけである。
    ユナイテッドは検討の末、ハブ制度を維持する方針だが、人件費の大幅削減を実施する。航空会社が利益を上げるためには、人件費を売り上げの40%以下に抑えなければならないという。ユナイテッドの人件費率は第2四半期に47%で、ジェットブルーの25%を大幅に上回っている。


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