東南アジア駐在員報告
2023年9月 経済
駐在員 ： 竹田 敏彦
コロナ禍後初めて、インドネシアで開催された旅行博に参加し、富裕層が多く住むジャカルタ南部の大型ショッピングモールで、自治体国際化協会シンガポール事務所のブースを借りて県内観光地をＰＲした。
ブースを訪れた人々の関心は、地域別にみると北海道が最も高く、次に東京、大阪、そして富士山エリアと続く。静岡県に関連する相談では、「富士山がよく見えるおすすめの場所」や「御殿場プレミアムアウトレットとあわせて訪問できる観光地」について多くの質問を受けた。また、「東京から１泊程度で行ける面白い場所」や「東京-大阪間で立ち寄れるおすすめのスポット」などの相談に応じて、時期にあわせた県内観光地を案内した。中には、「熱海と富士宮を訪問して温泉やお茶を楽しみたい」という方もおり、コロナ禍以前と比較すると、日本へ複数回訪れ、都市圏以外に興味を持つ人々が増えた印象がある。
2023年７月のインドネシアからの訪日外国人観光客数は28,500人と2019年７月の25,215人を上回った（ＪＮＴＯ推計値）。また、インドネシアは人口２億７千万人と東南アジア最大の国であり、今後も大きな成長が見込まれている。さらに、静岡県内には多くのインドネシア人が生活しており、県の友好自治体である西ジャワ州も存在する。これらパートナーの力も借りながら、多くのインドネシアの方々に静岡県を訪れていただけるよう取り組んでいく。
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