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北米駐在員報告
1999年6月 政治 駐在員 : 若梅真樹
・ カリフォルニア州議会議員にスペイン語習得熱
スペイン語を話せないアメリカ生まれのヒスパニック系二世、三世のカリフォルニア州議会議員の中では、語学学校に通うなどスペイン語の習得熱があがっているとのことである。
その背景としてはカリフォルニア州のヒスパニック系人口は、現在、約990万人と州全体の約31%にのぼり、1996年の選挙時には、ヒスパニック系選挙登録人は約160万人、州全体の12%を占め、見逃せないほどの影響力をもっているからである。
スペイン語系メディアも大ブームで、メディア関係者は、スペイン語を話す人を優先的に取材する傾向もあるとのことである。また、州議会議員が有権者とその母国語で話すということは、親密度の違いが歴然としており、そういった点に目をつけてのスペイン語習得熱であり、ヒスパニック系の影響力が大きくなってきていることを如実に表している。
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