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ヨーロッパ駐在員報告
2001年6月 経済 駐在員 : 森貴志
・独、失業者減少目標に懸念
ベルリンロイター通信によると、ドイツ政府は、2002年の平均失業者数について、350万人まで減少するとの目標の姿勢を示した。
リースター労相のスポークスマンは、この目標を堅持するとする一方で、実際は労働市場の改善兆候が現在、予想を下回っていることを認めた。
失業目標は来年秋の総選挙で争点となる可能性があるが、景気減速の中、エコノミストの間では目標達成を疑問視する声が高まっている。
ハレ経済研究所のポール所長は、6日付独経済紙ハンデルスブラットに、「来年の平均失業者数は350万人を上回るだろう」と語っているという。
また、キール経済研のジーベルト所長も同紙に対し、政府が検討している算定基準変更を実施しない限り、目標達成は不可能と指摘している。
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