韓国駐在員報告
2014年5月 経済 駐在員 : 松村昭宏
北朝鮮の開城工業団地で生産された衣料・雑貨が「シスブロ(SISBRO)」というブランドで国内外の市場に進出する。開城工団企業協会が2014年4月24日、明らかにした。
シスブロは、工業団地内でOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける繊維メーカー7社による共同衣料ブランドとして販売される。ブランド名は「シスター」と「ブラザー」の合成語で、南北朝鮮は兄弟姉妹だという意味が込められている。開始当初は紳士用ジャケット、ワイシャツ、ジーンズ、下着、靴下、靴などを生産し、その後、アウトドア用品も含む総合ファッションブランドへと育成を図っていく予定で、商品にはブランド名と共に「メイド・イン・ピース(平和)」というフレーズが刻まれるとのことである。
また、併せて同協会は、2014年4月29日、京畿道高陽市のキンテックス(総合展示場)で開かれた中小・中堅企業輸出商談会「グローバル・ビジネス・プラザ」でシスブロブランドの製品を初公開した。
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