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北米駐在員報告
1999年8月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
小型自家用機の普及
全米を騒がしたジョン・F・ケネディ・Jrの自家用機墜落事故ではあったが、近年こうした小型自家用航空機の利用者が米国内で大幅に増加している。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、自家用航空機の交通量は、93年以来約20%も増加し、セスナ・エアクラフト、レイセオン、リアジェットなど大手メーカーの98年出荷は96年に比べ2倍の2220機(推定59億ドル)となっているという。こうしたブームには、好調な米経済のほかメーカーの責任を生産期日から18年と限定した製造物責任法の改正が大きく影響しているといわれている。
その用途は様々だが、随所にあるエアーポートを使っての週末旅行やビジネス会議などの交通手段として手軽に利用され、ハイペースな米国人の自由の象徴として「空のミニバン」とも呼ばれており、小型自家用機が急速に普及しているという。
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