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2013年5月 行政駐在員 : 宮崎悌三
静岡県と台湾の交流促進を目的とした「ふじのくに静岡県台湾事務所」が、22日オープンした。静岡県にとっては4番目の海外事務所となるが、台湾においては、日本の都道府県では、20年以上も前にオープンした沖縄県に次いで2番目の事務所となる。 【事務所オープン式典】 今年3月、川勝知事を団長とする訪問団が訪台した際、台湾の各界関係者には、事務所がオープンすることを既に公表していたが、この日の事務所開きには、静岡県の大須賀副知事、静岡県議会の小楠議長ほかが静岡県側から参加したのに対し、台湾側からは、日台双方の窓口機関である交流協会台北事務所、亜東関係協会、チャイナエアライン、台北市日本工商会、台湾日本人会、日本や台湾のメディア関係者などに参加していただいた。普段は広く感じる事務所が、集まった人々とお祝いの花々で埋めつくされ、関心の高さと期待の大きさがひしひしと感じられた。 事務所サイン(看板)の除幕式に先立って行った自由に事務所を参観できる「オープンオフィス」では、急須で淹れる静岡茶と軽食を来所者に振る舞い、事務所の窓から見える台北市の街並みをゆっくり眺めながら寛いでいただいた。 【富士山と玉山の友好と新たな出会い】 事務所がオープンした同じ日、富士山と玉山の友好山提携に向けた協議開始に係る覚書交換式が台北市内で行われたほか、静岡県内の台湾進出企業や静岡県出身の方々を招いた交流会が実施され、事務所設立を契機として、静岡県、富士山というキーワードで集まった方々の間に新たな出会いが生まれた。 【日本の地方自治体による台湾詣で】 さて、一昨年秋に実施された日台間のオープンスカイ(航空自由化)により、静岡空港と台湾との間に念願の路線が開設されて、一年が過ぎた。日本から近場のアジアのうち、特に親日的な台湾へ日本の地方自治体や各地の観光協会が頻繁に訪れ、現地でのPR活動を活発に展開している。静岡県の事務所のオープン前後も大きく取り上げられているものだけでも、鹿児島県知事(4月11日。週4便化に伴うPR)、岡山県知事(4月22日。台北-岡山線開設に伴うPR)、岩手県知事(4月23日。NHK連続テレビ小説を絡めたPR)、民間では東京ディズニーランド(30周年PR)など、毎週のように日本の観光PRが台湾で行われている。 【台湾に根を下ろす事務所】 台湾から見ると一地方に過ぎない静岡県。台湾での富士山の知名度は抜群であるが、富士山がどこにあるのか(あまつさえ静岡県にあることも)、また静岡県には何があり、何ができるのか、知らない人がほとんどと言っていい。 長く観光に携わる方が、「交流が定着するには10年かかる、でも今は5年かもしれない。」と言っていた。時間が短縮した理由としては、日本各地で積極的な活動を展開していることもあるのだろう。 台湾に根を下ろし、台湾と静岡県の感覚で物事を捉えることが、事務所にいる者として、必要なマインドではないかと事務所オープンに思う。 今後の皆様の御協力をお願い申し上げる。
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