■ 設置の目的 |
巴川水系は、静岡市を流れる流域面積が約105km2の支川を含む19河川で、幹川流路延長が約18kmの中規模な二級水系です。巴川下流部の流路勾配は1/750〜1/50,000と極めて緩いことから水はけが悪く、昔から水害に悩まされてきました。近年でも市街化の進展とあいまって、浸水被害が幾度となく発生しています。このため、放水路や遊水地の建設をはじめとする河川改修のハード対策はもとより、雨水貯留や土地利用の規制など流域全体での対策を進める総合治水対策に取り組んでいます。流域に大きな資産を抱える巴川流域では、今なお沿川や支派川で発生している浸水被害への対応や、流域での総合的な治水対策を一層推進するため、住民代表者と学識者等からなる「巴川水系流域委員会」を設立し、幅広いご意見を頂きながら検討を行い、河川整備計画に反映させていくものとします。 |