庵原川水系は昭和49年7月七夕洪水をはじめ、平成2年8月台風11号、平成3年9月台風18号などにより、地域の安全・安心を脅かす浸水被害が発生しており、この被害軽減・解消のため早期の河川整備が求められています。
一方、波打川水系は、近年、浸水被害は発生していませんが、常に所定の機能が保たれるよう適正な維持管理が求められています。
このため、静岡県は、今後の具体的な河川整備や維持管理の内容について定める「庵原川水系河川整備計画」と「波多打川水系河川整備計画」を策定します。
また、この2つの流域は、川とともに歴史を重ねてきた地域であり、生活に密接なかかわりを持っています。そのような背景を踏まえると、河川整備計画は、「治水」「利用」「環境」が調和し、また、「庵原川らしさ」「波多打川らしさ」を尊重したものであることが必要です。
そこで、庵原川水系・波多打川水系に関わりを持つ方々から、専門的な知見、また、地域の声を得ながら河川整備計画の策定を進めるため、静岡県が「庵原川水系・波多打川水系流域委員会」を設立します。 |